Rita

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3DリマスターのRitaのレビュー・感想・評価

3.9
豪華客船タイタニック号の悲劇。

1912年、英国のサウサンプトン港を出航したタイタニック号沈没事故をベースに、上流階級の女性と貧困青年の儚くも美しい愛を描いた物語。

タイタニック号沈没の真実を織り交ぜた恋愛映画。私一個人の意見としては恋愛がメインなのに、ラストの必ず大勢が死ぬという絶望感と逃げ場のない怒りと哀しみの描写に強く惹かれた。レオ様のファンを除き、まだ「タイタニック」を見ていない人には恋愛映画よりパニック要素に注目して見てほしいです。

キャルを非難する人多いけど、いきなり現れた男に愛する婚約者が寝とられてしまっていますし、嫉妬からの言動、感情的で紳士とはいえませんがこれが人間ですよね。可哀想なのはどっちも同じでしょう。

知っている方も多いと思いますがジャックとローズ以外、劇中に登場した人たちの多くは実在しています。その中でも最期まで演奏し続けた演奏家の姿に感動しました。映画で演奏していた「主よ 御許に近づかん」を実際に最後に演奏したのではないかと諸説あるそうです。

初めて「タイタニック」を見たのは高校の時、担任の先生が好きな映画を授業で見せたのがきっかけ。3時間は長いので何回かに分けて見せてもらってたけど重い話だしもう観ないかなと思ってたんですが、最近3Dで上映していることを知って今度は3時間通して観て見たかったので劇場に行きました。2回目のほうが話の全体が解り、より良い作品だと感じました。

今回3Dということで3Dメガネを買って観ましたが画面が半分ほどちっちゃく見えて色合いも暗かったのが少し気になりました。

ジェームズ・キャメロン監督がレオナルドに言わせたクソださ名ゼリフを聴けてよかった。「I’m the king of the world!」多分劇中みんな引いてた。
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