内容もオチも知ってるのに映画館で観るとより一層名作だった…
クズが居るからかっこいい人達がより輝いて見えて、その分シーンの一つ一つが重くて胸が痛くなる。
タイタニック。見た人が揃いも揃ってレオ様って呼ぶの、やっと分かった。遅すぎた。
普通に今の私、ジャックとしか結婚したくないですし…
ジャックの自由奔放で自分の思うがままあるがままに生きる姿も、自分の命を賭してでも別の誰かを救おうとする姿もめっちゃかっこよくて大好きだった。
船が沈むその瞬間まで演奏し続ける演奏家。
乗客を1人でも多く救おうとする船員たち。
たった一艘だけで人々を助けに行く船員。
惨い事件だからこそ、彼らの輝きが胸に刺さった。
洋画の「trust me」大好き芸人なので、ジャックのTrust me 、ローズの Trust me。それとTrust you.同じセリフなのに場面が違うだけでこんなにも意味が変わるっていうことに震えた。
ラストのローズの回想シーンは有名で何回も見たことがあったけど、3時間まるっと見てやっとその深さと悲しさと喜びと幸せが分かった気がした。
ローズの部屋に飾られた大量の写真には、ジャックに言われた通り 絶対に諦めずに生きた証が刻まれていたし、男の乗り方で馬に乗るローズの姿があって涙腺壊れた。
ジャックが、ローズに向けて言った「約束して。何があっても決して諦めずに生き抜くと。君は子供を育て歳をとり温かいベッドの中で死ぬんだ」ってセリフ。あのシーンであの状態のジャックが愛するローズに向けて言うからこそ響くし涙した。
ジャックはさ、ポーカーで切符勝ち取ってなければ死ぬこと無かったのに、死ぬ直前で「切符は人生最大のおくりもの。君に出会えたから」って言うのほんま無理。
無理やりジャックの手を剥がして泣きながら助けを呼ぶローズと沈むジャックでまじで訳分からんくらい鼻水すすった。
しかも、ジャックは他の客と違って救命胴衣着てないから容赦なく沈んでいくの辛すぎて。
他の人は遺体だけでも家族の元に帰れるのにジャックだけはそのまま深い水底に沈んでいくの。乗船記録もなくて、ローズ以外誰一人ジャックのこと覚えてない………書いてて泣きそうなる
名前を聞かれてドーソンって名乗るところも、決して婚約者に見つからないようにするのも、その時の語りで婚約者が破綻して自殺したって入れるのも好きすぎた。
私のちっぽけな語彙力ではこの映画の魅力は到底伝えられなくて、めっちゃ悔しいんですけど、この先も何年も何百年もたくさんの人に観て欲しい映画です。
25周年、映画館で上映してくれて本当にありがとうございました。