ベルリン国際映画祭にて。
面白かった。ジェシー・アイゼンバーグ主演、エイドリアン・ブロディ、オデッサ・ヤング共演。
恋人にまもなく子供が生まれるが無職でUberドライバーをしているラルフ(ジェシー)が、偏った男性像に固執し壊れていくサイコロジカルスリラー。
筋トレに励み、エイドリアンが演じるカルト集団のリーダーと知り合い生活が狂っていく…
良い人キャラや貧弱キャラを演じる印象があるジェシーが必死に筋トレに励む青年を演じるのはちょっと新鮮。「恐怖のセンセイ」で演じた男らしさに憧れる青年の役に近いかな?
カルト集団「マンドローム」に足をつっこみ、認められる喜びを知って、どんどん悪い影響を受ける。
もはや立ち止まることもできない負の連鎖に巻き込まれ、精神的に追い詰められるラルフの姿が痛い。
手を差しのべる人はいたが、それで犯した罪は消えるわけではなく。
気の弱そうなラルフの姿を見ながら胃が痛くなるようなドラマだったが、面白かった。
ほんのり後味が悪いのも良い。
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