きぬきぬ

バルジョーでいこう!のきぬきぬのレビュー・感想・評価

バルジョーでいこう!(1992年製作の映画)
3.8
原作はフィリップ・K・ディックの「戦争が終わり、世界の終わりが始まった」原題の「Confessions of a Crip Artist」(訳すと、いんちき芸術家の告白、かな) のa Crip Artistがフランス語だと、un Barjo 。映画のタイトルが原題のニュアンスに近かった(笑)
ちょっと風変わりでイッテるみたいに思われるけど、SFではありません(笑)
社会性も生活力も無くSFやオカルトを信じ、挙げ句には世界の終わりまで信じてしまう、ある意味純粋無垢な青年と、彼が母親の子宮にいたときから恋してる(でも仲良さそうには見えない(笑)エゴイストな双子の姉を取り巻く男女の性と愛のいざこざを、とぼけたユ-モアで描いていて奇妙な味がある。
キャスティングもとても良い。
脚本にジャック・オディア-ルが参加していて今さらながらに驚いたな。
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