東京国際映画祭行ってきました♪
原題:The Persian Version
「ペルシアン・バージョン」
ドラマ/コメディ
アメリカ/監督:マリアム・ケシャヴァルズ
ストーリー
イランとアメリカの二つの文化の中で生きていく事に悩む主人公のレイラは、母との関係にも悩んでいた。社会や家族から期待やステレオタイプを押し付けられながらも自分自身を貫いて生きている中、叔母から母の秘密を聞いて…
＊2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品
＊2023年・第39回サンダンス映画祭
観客賞・ウォルドソルト脚本賞受賞
感想
シリアス、コメディ、ドラマ、音楽全てが重なり合ってサクサク進んでいくストーリー展開に圧巻です。強く生きる母。強く生きる娘。文化の違いによって起こる様々な障害。強く生きいくその裏に隠された真実に涙しました。
強く生きる女性達の生き様がカッコ良すぎました。国や文化、男、様々試練を乗り越えていく感じ、まさに強く生きる女性。それを見事に映画にされていて感銘いたしました。男女平等や働き方など昔と比べて見直されてきている中、この作品をみて改めて男女での埋められない理不尽さや生きづらさがあると感じました。母が自分の子に対する思い、夫に対する思いとてつもない愛を感じました。この歳になって人を好きになるとは何か愛とは何か改めて意味を考え直していたのでこの作品から受けとれるものがたくさんありました。どこでも差別があって、人間みな平等は理想で現実はこうも理不尽である。人それぞれいろんな試練があり、どう立ち向かうかも己次第。人生のバイブルになる一作品であることだと思います。とにかく面白かった。笑えるところは映画館にいた人全員で笑えて、感動するところは皆が感動して、その空気感が好きで、この映画祭はみんなで映画を観ている一体感が普段感じられない気がしてとても楽しかったです。
