このレビューはネタバレを含みます
オートレーサー森且行選手の落車事故・大怪我からの再起を目指す2年間を追い続けた壮絶なドキュメント。
「元SMAP」ということで良きにつけ悪しきにつけ世間から注目される彼ですがこの映画はそういう興味本位な視点ではなくいかに彼が苦しみ悩みそれでももう一度走りたいと願う大好きなオートレースと向き合うリアルな物語でした。
復帰を目指しながら結局ラストまでにその映像（復帰）は間に合わなかったというエンディングが何ともシビアで、だからこそそれでも諦めない森且行の姿勢に深く胸を打たれました。
映画祭の作品の一つであるため限られた地域、限られた回数しか上映されないのが残念ですが1人でも多くの人に観てもらいたいし、復帰するまで取材を続けて、本当の意味での完成版として再び映画になることを心から願っています
