片腕マシンボーイ

好色透明人間 女湯覗きの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

好色透明人間 女湯覗き(1979年製作の映画)
3.2
「ポルノ・チャンチャカチャン」が面白すぎて悶絶した山本晋也監督の怪奇透明人間映画!
数年前にヒットしたハリウッド製の透明人間映画は透明人間なのにエッチが一切無くて、エッチの無い透明人間映画とかナメてんのか!なった記憶がありますが……、こちらは全てをエッチに振り切った透明人間映画のお手本のような映画でマシンボーイも感無量でしたね、ぺろぺろ

嫁とのエッチに燃えないサラリーマンが、エッチな気持ちになると透明人間になってしまうようになったぞ!って話

そうね、透明人間映画の傑作といえば、やっぱり大本命は〝透明人間可視化中〟テロップが秀逸でなかなか爽やかエッチな「透明変態人間」シリーズ!次点で透明変態ベーコンがエッチを迸らせる「淫靡怩震(インビジブル)」あたりやと思うんやが
うむ……本作の前半の銭湯シーンのエッチしかない素晴らしさたるや!全てをごぼう抜きにして置き去りにするエッチ無双っぷり!あまりの品の無さ民度の低さに悶絶必至なエッチの怪作でしたね!うへぇ!

うん、銭湯で女湯から聞こえてくる女子達の声にムラムラしたエッチな主人公は見事に透明人間化!問答無用で女湯に特攻すっと、見る!触る!ぶっかける!挙げ句の果てに強姦にまで及ぼうとするからもう最悪のエッチ人間よ……、やっぱり透明人間は「透明変態人間」のせっかく透明人間なってもモジモジなんも出来ないエッチな純情拗らせ過ぎだ童貞くんが最高やなぁ!
まぁ、カオスな銭湯映画っつ〜意味では本作も非常に見どころが多く、全裸の女優さんたちがさも透明人間にエッチな何かをされているように一人芝居で魅せるんが素晴らしかったです、銭湯映画としてはあの名作「血まみれ風呂屋」に次ぐ珍作と言って良いでしょう

しかし、その銭湯シーンが終わり、ストーリー的な物を追い始めると、そこまでは勢い任せのハチャメチャっぷりに唖然としていたので、なんか一気に尻窄みというか、当時の疲れたサラリーマンの幸福がエッチにしか無いようなドラマは非常にエッチではあるんやが退屈になってしまったんよね……
上司と共に青姦見物いくシーンとか、奥さんと死んだ元奥さん幽霊とのバトル展開とか、見どころは多いはずなんやが、銭湯シーンのエッチカオスっぷりに追いつけてない、いっちゃん最初にサビきちゃったみたいな感じ!

まぁそれでも最初のエッチ暴風吹き荒れる銭湯シーンだけでも、今の時代では撮ればあらゆる方面からバッシングくらいそうなモラルの低さに目を瞑れば大したエッチ活劇シーンでして、「イースタンプロミス」や「ヘドローバ」の全裸バトルに圧倒された皆には一見の価値があると思う!オススメ〜……はしにくいからば、やっぱり優しくて誰にでも観やすいエッチな「透明変態人間」をオススメするってばよ!ぺろぺろ