れもんせ

コヴェナント/約束の救出のれもんせのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.5
ストーリーは創作であって実話ではありません。

この作品を鑑賞して『面白かった』とは表現が違う気がして悶々としていました。


2018年、舞台はアフガニスタン
アメリカ兵のジョンと、通訳のアフガン人アーメッドの絆を描いています。

史実に基づいているので、似たような実話がいくつもあるそうです。

ジェイク・ギレンホール主演。
ドラマチックな作品になっています。



そっか、香水で例えてみようかな🤔

トップノート(最初に)
フィクションのエンターテインメントとしての感想は
「面白い!迫力ある!感動的!」
さすがジェイク✨
そっか、『ロックンローラ』の監督だから、ジェイクのお叫びユーモアシーン有り。
「お前の家探し出して行くからな💢」
唯一ジェイクらしい笑いどころ。(でも、今回はシリアスな話なので笑えません。)


ミドルノート(時間が経つと)
フィクションとはいえ史実に基づいていて、たった6年前の出来事で、アフガニスタン問題は今も続いているんですよね。
通訳として雇われた数千人のアフガン人とその家族は今も身を隠している現実。「面白かった」とは言えない💧
人が死んでる。
たくさん死んでる。
殺し合ってる。
現代の…これは現実。


ラストノート(更に時間が経つと)
そもそも論?
9.11の報復としてアフガニスタンにアメリカ兵を送った事から始まるけど…
2021年にはサッサとアメリカは撤退し、タリバンが政権を握る。
あれ?アフガン人の通訳は残されて…へ?ビザは?
は?約束のビザは?
残された通訳とその家族は、タリバンからすれば裏切り者💧
え?え?え?
どーするの?どーしたらいいの?
うぉー😱😱😱
約束はー?

となります💧


あっ、これが監督の伝えたかったメッセージらしいです。
私、しっかり受け取りました。

日本では、身近に感じにくい難しい課題でしたが、
エンターテインメントとして、瀕死の状態のジェイクを100㌔離れたアメリカの基地に運ぶアーメッド👏凄いんです。
断崖絶壁に住むヤギしか登らないような岩山を工夫をしながら担いだりして何日もかけてジェイクを運ぶんです💦
タリバンの追ってから命からがら逃げるところが見どころです👍

ジェイクはいつも素晴らしいのでちょっと置いといても、
アーメッド役のダール・サリム。はじめましてなんですが、物静かで強い信念をもった男✨
素晴らしかったです。今作彼のほうが光って見えました🤭

たぶん長くは劇場公開してなさそう💧なので、興味のある方は是非劇場へ🏃
やっぱり爆撃シーン銃撃戦は劇場で観たほうが臨場感たっぷりですね💧
一発目の爆撃、始まるやいなや危うくポップコーンを全て足元にぶち撒けそうに飛び上がってしまいました😓

いつもウトウトする私ですが、一切眠気なしの作品でした。



やっぱりジェイクカッコいい🤭✨
れもんせ

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