RAIN

コヴェナント/約束の救出のRAINのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
3.9
2018年アフガニスタンでアメリカ兵と現地の通訳はタリバンの爆薬工場潰しをする。
しかし、タリバンの襲撃を受けたジョン・キンリー曹長は通訳のアーメッドの助けを受けて…アメリカ空軍基地に向かうが…。

アフガニスタンでのアメリカ兵を扱った中でも本作は通訳との絆の物語だった。
そして2人の会話自体は少なく、目を見て分かり合える関係なのが印象に残った。

正直なところ、私はアフガニスタンで活躍した(又は奇跡の生還をした)アメリカ兵を英雄のように扱う映画が死ぬほど苦手なのだが、本作のような人と人の絆の物語は見やすかった。

一方で現実はタリバン掌握後に協力した通訳が生き残るのは困難な状況と思うと胸が痛い。
武装勢力が争うことで、本来だったら関係の無い現地の人々が死んで巻き込まれていく。
結局はタリバンもアメリカも人の命を軽視してることに変わりは無い。
本作からはそういったメッセージをもっと汲み取って平和に向けた歩みついて考えなければいけないと言われているように感じた。
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