日々の生活の中で“生きづらさ”を感じる人にはそっと寄り添ってくれるような、夜明けの光のような優しさを感じる作品になっています。
勿論そうでない人も山添くんや藤沢さん、2人を支えるひとたちのさりげない優しさと愛情にグッとくるのではないでしょうか。
原作と多少異なる部分はあれど、パニック障害やPMSといった割とデリケートな部分に触れ、生きづらさを感じる人の苦しみや、当事者を支える人たちの悩みもどちらも感じられて、皆さんの程よい距離感に自分もそういった存在でありたいと感じます。
また主演2人の表現力には圧倒。(私が好きなのもあるかもしれませんが)
上白石萌音、松村北斗と分かってはいても、症状が出た時の表情や息遣い、相手に対する態度等の表現がリアルで引き込まれました。