Endo

夜明けのすべてのEndoのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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モコモコの格好でみかん食べたり、肉まん食べてる姿があまりにも上白石萌音然としてよかった。
木琴?とかかな?BGM的に流れてる音楽が愛おしい。
元上司が泣くシーンはよかった。
予告にもあって、印象的なシーンではあるけど、髪切るためにあがりこんでくるというなかなかの恐怖体験をなんだかんだで最終的に許容されるのは上白石萌音だからだよなぁと思ってみてた。
カメラがオールドフィルム使ってたけど、必然性あったのかな。
パーフェクトデイズもだったけど、3:4(くらい)のアスペクト比になってる?
いてもいなくてもいいんじゃなくて、いないほうがいい。あの冒頭は苦しくなる。色々見てると当事者たちは分かりすぎて涙が止まらなかったというのを何個も目にした。
第三者としてPMSであることを知っている観客と、二人称視点で見える世界はそりゃ違うよな。単純にみたらヒステリックという言葉で片付けてしまう。
持病あったっけ?と聞かれたときにないと答えたのはなぜ?病気として認めたくない?生理のことを話したくない?

夜明け前が1番暗い
この言葉が嫌いだ。18時日の入り、6時日の出だったら、どう考えても24時が一番暗い。シェークスピアのマクベスが由来らしく、直訳すると「いつも夜明け前が一番暗い」となる。表現としては綺麗だし、いってしまえば文学的表現なわけだが、どうしても納得できない。

みんなが生きやすい世界になればいい、ということを切に願う作品だった。
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