Kario

死霊館のシスター 呪いの秘密のKarioのレビュー・感想・評価

3.1
アマプラでレンタル。

ホラー映画の続編で成功した例をあんまり見たことないので、そこまで期待はしてなかったのだが思ったよりは面白かった。
(つか本元すら続編を出すにつれて低迷していったからなぁ…)


ストーリー自体は特に目を見張るものは無いのだが、恐怖演出はかなり頑張っていたと思う。

このテの映画を観て思うのだが心霊系ホラー作品って、ボスが大々的に出てくる前の段階で、小出しの演出の見せ方が全てなのだと気付かされる。

そこでのネタがキテれば多少ストーリーが破綻してようが記憶には残るので、観終わった後の印象はポジティブで終われる。

その点、今回の映画で言えば道端で雑誌のページがパラパラと捲れて最終的に悪魔の顔になる演出は良かった👍


ただまぁ主人公が実はスゲェ一族の末裔で秘められた神聖パワーを持ってたとかトンデモ展開があるし、何よりも前日章という立ち位置から結果は既に分かってるので、どんだけ盛大に退治したように見せかけても倒せてないのは明らかな訳で…何かモヤっとするのは事実な訳で…


殺ったか?(殺ってない)、を全編通して見せられてる虚無感たるや。


これ以上コスりようが無いと思うのだが、まだ作るつもりなんかなぁ…(というか本筋の死霊館シリーズが微妙なのを何とかしてくれぃ)
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