めちゃくちゃ良いのでは？スニーカーを通じて時代背景を描くだけでなく、ビジネスと人間をも同時に描いてみせる巧みな編集。素晴らしい。
あくまでもNIKEエアジョーダン誕生までの史実を基にした会話ベースのヒューマンドラマですが、随所でしっかりオチをつけて笑わせ続ける。こういうテーマは史実とのギャップが生まれがちで萎え案件だったりもするんですが、ユーモアがすべてを解決してるような、きちんと大衆に向けた飽きさせないプロットで仕上げていることに感動すら覚える。
NIKEの内部の実情を捉えながらもしっかり80年代テイストを取り入れることも忘れない。もうあざといほどの選曲にも笑っちゃうほどで、ドンピシャの世代はもちろん若い人にも楽しめるノスタルジーさに痺れるはず。もうおじさんにはたまらない溢れ出る感情で大満足の快作でした。
