なむ

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャーのなむのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

譲り受けたものとはいえジロウの財力と型にはめた統制に、モチーフも相まって中華を感じた。

というのは置いといて、桃谷ジロウを推す1人として感じたのだけれどあまりにも救いが足りずその点だけ不完全燃焼だった。トラボルトも出なかったし。劇中の7割くらいは怒ってるか機嫌悪い状態だった印象さえある。
ジロウなりに頑張って他がそれについていけなくてとかはまあ想像つくしそこから物語紡いでいくのもドンブラらしいけど、タロウの後継として生まれていざ継いだら仲間と合わなくて、ソノイ追出しとフォーメーション強制でなんなら悪役みたいな役割までしちゃって。で結果タロウは戻ってまた居場所なくなるし。

固定観念をぶち壊し続けてくれたドンブラだからこそ、「タロウの後継」と決められていた役割を壊して解放されて自由に戦うヒーロージロウが見たかったという気持ちが出てきてしまう。更に本編では統合後に「幻は卒業」とまで言わせておいて結局でかい揺り戻しがきているのもつらい。
館のメイドのシーンなんかはジロウに思い入れがなければ笑いどころで消費できたんだろうけど、あいにくジロウを推してしまったが故にただただつらい。ラストでルミちゃんのドッペルゲンガー出して救われたことにしてるのだろうか。救われない。

ちゃんと桃谷ジロウもハッピーエンドになるようにスピンオフなり作ってほしい。
お願いします。
なむ

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