鹿shika

ミンナのウタの鹿shikaのレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
3.7
人気ラジオのパーソナリティを務める小森準。倉庫で30年前のカセットが入ったリスナーからの手紙を見つける。その収録中に「わたしのカセットテープ、届きました…?」と聞こえ、その後、小森は突然姿を消してしまう。聞き取り調査で、メンバーから「奇妙なメロディーが聞こえた。少女の幽霊を見た」など、状況は悪化する。そこで、探偵とともに手紙の送り主の住所に向かうが…

普通に怖い!!!GENERATIONSが10周年ってことで作られたって聞いてたから、
どうせPVみたいな感じなんだろうな〜程度で、友達が見たいっていってたから知った&清水崇監督ってことで、見に行ったのだが、

怖い!!普通に怖い!!
ホラーは絶対映画館で見たいと常々思っているのだが、これはマジで劇場に見に行ってよかった。
多分配信待って家で見たら、そこまで怖いと思えないかもしれん。

この前に『イノセンス』を見て、子役達の演技力の高さに舌を巻いてたから、GENERATIONSの演技力が浮き彫りに見えてな、、最初は「あ〜ハズレだ!」って思ったんだけど、
これは清水崇と、幽霊役の役者さん達の大優勝!!
回想シーンの幽霊のお母さん役の人!!怖すぎるって!1
そして予想通り、GENERATIONSの曲が流れまくるのだが、これが爆音すぎて全てアップテンポだから、
その緩急が怖い怖い。まあだから結局GENERATIONSじゃなくても良いんだけどね。
まあ良いのよ。

そして、タイトルの『ミンナのウタ』の回収がよかった。
まあこれは見て確認してくれ。

そして清水崇監督のファンは楽しいぞ。
なんと『呪怨』のセルフオマージュしてるんだ。
予告編では”としおくん”も登場してるぞ!しかも今回のとしおくんは、残念ながら(?)服を着ているぞ。
『呪怨』で見た時は、「寒そうだな。ほら肌青白いやん。誰か毛布でもかけてやれ」と考えちゃったの。
だから今回服着させてもらえてて、安心しちゃった!

まあな、一番面白いのはここじゃないんだ。
GENERATIONSの10周年で、「メンバー全員が、本人役で出演」と謳っているにもかかわらず、
唯一出てない人がいるんだ、、
そうだ、メインボーカルの数原龍友だよ、、
あ、でもライブのシーンにはちゃっかり居たな。

メンバー全員に事情聴取したり、安全のために全員ホテルに泊まらせる。などのシーンがあるのにだ。(メンバーを探偵に紹介するシーンには入ってた笑)ああ、そういえば冒頭の出演者が出てくる時にも、名前があったな。
これが一番面白いだろう。
調べたら「俳優業はしない」と公言しているらしい。

でも彼は主題歌「ミンナノウタ」を手がけるなどして、作品に参加している。
これは映画内で出てくるカセットテープのネタを、随所に入れているらしく、
間奏の部分に奇妙な音が入っており、逆再生するとしっかり聞こえるとか。
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