日下勉

セフレの品格(プライド) 初恋の日下勉のレビュー・感想・評価

3.0
う~む、正直困った。
原作がレディコミってことだけは事前の知識として望んだのだけど、残念ながら登場人物のだれ一人として共感出来ず、おいてけぼりを食った感じ。
ただ、映画として詰まらなかったかというと、そんなことはなく、なかなかに楽しめる。ラブストーリーじゃなくて、これはコメディだよね。
宅配で送られて来た官能的な下着をコートの下に着用して訪うところは、不覚にも大爆笑してしまいました。また新納真也がストーカーまがいに公園を追いかけるシーンとかのドタバタぶりとか、笑うしかない。(鎌倉殿の13人の阿野全成の怪演ぶりが脳裏を過りました)
そもそも青柳翔が、何故にまるでセックスマシーンみたいになってしまったのかが、理由が跳びすぎていて、最早理解困難。
ホントにレディコミの世界は奥が深く、なかなかに凡夫の想像を越えたところだと感心しました(^^;

次作の「決意」は、たぶん見ないかなぁ(笑)

追伸、前野健太のエンディングの歌はとても良かった。
それと佐倉萌の存在が、城定秀夫監督の「愛なのに」と同様、ますます妖怪じみた迫力が出てきたのに驚いた(「黒い下着の女ー雷魚」の佐倉萌とは隔世の感)
日下勉

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