主人公がサイコベビーシッター。

ある夫婦の子供は凶暴でアレルギー体質で、親にさえ一言も話さない難しい男の子。
でも新しく来たベビーシッターにはすぐに懐いていき、ママと呼ぶほどの仲に。子供も変だけどベビーシッターも異常なので、変わり者同士。
ベビーシッターは旦那を誘惑したり、とよくある設定。ホラーというよりサイコロジカルスリラーかな。

エンドロールの最後の最後まで見逃せない一本、これで映画の見方が変わるはず！！

LSDを用いた精神治療を受けているミリセントは、その影響で時折幻覚を見るようになっていた。そんな彼女はある家でベビーシッターを始める。そこで出会ったのは、ひどいアレルギー体質で口も聞けない少年だった。

厳格な母親、欲求不満な父親とともにいるその少年に、ミリセントは自分のLSDを少年に与え始める...

これはホラー版『メリー・ポピンズ』
タイトルのSpoonful of Sugarはきっと有名な曲「Spoonful of Sugar」から来てるはず
メリー・ポピンズもベビーシッター、彼女が来てから冷たい家庭は一変する

本作もベビーシッターのミリセントが来てから、家庭は激変する。それもそれぞれの本性が現れる形で...

メリー・ポピンズは"A spoonful of sugar makes medicine go down♩"「スプーン一杯のお砂糖で、苦手なお薬も飲めるようになる」と歌っているけれど、この映画では「スプーン一杯のLSD」。嫌なこともちょっと工夫すれば、楽しくなる！そんなメッセージを逆手に取りすぎだろ！！

そんなLSD漬けポピンズがどんな結末を迎えるのか、映画が終わるその瞬間まで目が離せない。人間の狂気を描いた良作ホラー

• #SHUDDER