傑作誕生。
草彅剛はまごうことなき名優であると再確認した。
元々は落語の演目で、噺家によって色々とアレンジされながら受け継がれてきたらしい。
今作も新たな正解を作ったんじゃないか。
清廉潔白に生きることは、傲慢で身勝手な側面を持つのではないか というテーマと、連帯責任の是非も問われている気がした。
もちろん答えは出ないけど、格之進やお絹のように、何に替えても守りたい人や信念を持つということは素晴らしいと思えた。全員で幸せになることはできないからね。
武士の時代において、命は今より安かったとも、高かったともとれるなぁ。
制度が弱いからか命で解決できることが多いかも。すぐ賭けるけど。
草彅剛、國村隼、清原果耶の演技が素晴らしいというだけで見る価値があると思う。
