草彅剛主演の時代劇。
元は落語なんだとか。
序盤では草彅剛の感情を排した「ブラタモリナレーション風」の芝居に一抹の不安を覚えたが、中盤からは情念が篭った芝居になって一安心。
ただ声を荒げるシーンなのに声のボリュームが一律に聞こえた(気がする)のは音量調整されたのか?
草彅剛以外にもそういう場面での音声フラット感が見られた。
碁盤や吉原遊廓の撮り方、そして劇伴の入れ方に監督の上手さを感じた。
精神状態をロウソクの炎を揺らすことで表現するのは日本映画の真骨頂だと思った。
清原果耶の「この先10年は日本映画界を任せたい」凛とした佇まいよ。
あっけなく死ぬ斎藤工も、彼らしいっちゃ彼らしいw
しかしながら國村隼、上手すぎ。