ままま

ヴァチカンのエクソシストのまままのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

メチャ 面白映画だった けど1人レイトショーで観るんじゃなかったなってかなり後悔した 怖すぎて帰り道ガクブルだったので

Twitterとかフィルマークスとかで「アツいバディもの!ホラー的な怖さはあんまりないかな」って言ってる人達全員かなりの嘘つきか心臓に毛生えてる人なんだろうなって思いました


最初はキリスト教と現代的価値観の迎合というか 精神的、医学的アプローチも視野に入れてやってるってストーリーがリアリティあって面白かったし音楽と場面転換の相性良くていいね〜!って感じだったんだけど日常が狂い始める流れがまんまアナベルみたいでめちゃくちゃ背筋凍った

最序盤は これ、ビビらせ来ます(笑)くらいの気持ちで見てたけど途中から本気出し始めて顔真っ青だった ジェットコースター乗ってる時みたいに奥歯噛み締めて何かに耐えようとしてたみたいで上映後顎痛かったです

あと祓魔師がテーマってことで悪魔っていう結構概念的な恐怖が敵として登場するもんだと思ってたけど人間としての苦悩とか組織の腐敗を上手くストーリーに組み込んでて面白かった

スペインで起こった大規模な異端審問が悪魔によって操られた修道士によって引き起こされたってところ、フィクションにしても若干モヤッたけどストーリーの流れとしては綺麗

井戸の扉を開いたら井戸穴の側面に頭蓋骨がたくさん埋められてたのを発見しちゃう場面、一気に空気変わって怖かった&良かった

カタコンベに入った時すごいギョッとしちゃったんだけどその更に奥の扉を開いて異端審問の現場だったと思われるやたら深い、足首に石括りつけて人のこと沈められそうなくらい深い水溜まりとかアイアンメイデンとか転がる中石の玉座に異端審問を女王に提案した、例の憑依されてた修道士の骨化した遺体が座ってる場面が数々の死を連想させられていちばん怖かった

スタッフロールの最後に出るのがモデルとなった祓魔師のお写真が舌ペロっと出してる陽気な写真で、確かに映画に出てくる主人公のキャラとマッチしてて素敵だけど普通に怖すぎてそれどころじゃなかった
ままま

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