Idaho

ヴァチカンのエクソシストのIdahoのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、豚の頭をふっ飛ばすまでのスピード感がよい。映画全体もテンポよし。原付で颯爽と走るアモルト神父の姿はかっこいいんだかシュールなんだかで少し笑える。笑
神父は2016年に亡くなった実在する悪魔祓い師で、回顧録を基に製作した映画だそう。悪魔祓いという職業が「現代」とリンクしていなくて、今もいることに少々驚いた。
神父曰く悪魔に取り憑かれたと訴える人の98%が実際には精神疾患か何らかが原因であり、残りの2%、医学的にはどうにもできないものこそが悪魔に取り憑かれているのだという。その98%は祓魔することで改善に向かうから祈るのだそう。映画では子どもが取り憑かれるのだが、母の愛は神の愛に匹敵するとの教えがあった。祈りは救いであるのだ、と改めて。
一方で、悪魔なんているのかしら…と思うところもあったが、どうやら神父たちの中にも悪魔の存在に懐疑的な者がいるようだ。
全体的に面白かったし、悪魔は残り199体いるみたいだから、シリーズ化してほしい。
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