名波ジャパン10

法廷遊戯の名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

法廷遊戯(2023年製作の映画)
3.8
原作はエンタメ小説の新人賞であるメフィスト賞受賞作品、司法修習生が書いた法廷ドラマということで、見事な入れ子細工のストーリー展開です。アイドル映画になりかねないキャスティングも主演3名がギリギリセーフの熱演。ただ、脚本に難ありで残念な構成の結果、かなりもったいない作品になってしまっています。冒頭の掴みが法廷劇の導入としては説得力ゼロで最悪。エンディングも全く冗長で余韻を消し去っています。ストーリーがどんなに良くとも表現次第でその良さを消してしまうという映画あるあるの作品でした。