このレビューはネタバレを含みます
ヒプステ2nd3公演目のいわゆるゲキシネ編集版
曲が良い。特にMTCのディビジョン曲のトラックがDope。
正直歌詞はもうちっとどうにかならんかったのかみたいなのもあったけど、曲がかっこいいことによって演目全体がアガってる。
シブヤの曲もいいよね〜ダンスが可愛いし役者も質が高いあとタクシーから出てくる演出おもろかった
乱数役の安井くん、率直に言って顔は好みじゃないんだけど、スタイルと所作、演技とダンスがめちゃくちゃ良くて最高。キャラクター的にも振れ幅が大きくて大変だと思うんだけどここがちゃんとしてるから物語がちゃんと成立してるよね
銃兎、理鶯も今回ソロパートもデュオパートもすごくいいシーンでダンスも曲もカッコよくて、「理解ってる」感が良かった
あと帝統もいい。今作の組み合わせだと特に素直で明るいキャラクターが物語全体のバランスを取ってるよね、ダンスも目を引くし。
あと特筆したいのは前説のDDBトヨタカ
ヒューマンビートボックスでハンドサインとコール・アンド・レスポンスをレクチャーする唯一無二すぎるあの演出は彼あってのものだし、声出し解禁の“巻き戻し”の演出はかっこよすぎてちょっと声出たわ
ライブパートのダンスのキレも良すぎるし本当に流石
もはやDDBのための舞台シリーズと言えるほどヒプステの根幹を支えてるDDB、今度のキャス変でどうなるんやろね〜
映像も色々凝っててよかったな
役者の演技に映像で歌詞を重ねるやつヒプステのために存在してるといっても過言でない
3面スクリーンではモニタ映像、引き、寄り、みたいな映し方や三面横ぶち抜きで舞台全景超ワイドとか色々やってて、毎度面白い
実際現場で見たらほんとに目が足りないんだろうなと思う
あとライブパート、基本的には演劇原理主義なのでライブパートは蛇足と思ってるし、リーダー曲とはいえ苦しみバラード×2は下げすぎだろ笑と思う
が、ディビジョン曲も全員曲もめちゃ良いし役者の演技もノリノリでちょっと思いの外楽しめてしまったな〜
ストーリーはゆるゆるの縦軸をいいことにとにかくキャラ立てをしまくりエモい設定と人間関係を盛りまくるみたいな感じ(※にわか感想です)で、いつもどおりのヒプステ
なんとなくTRPGセッションに似た面白さを感じるのよな
毎回ポジティブにこんな無法が許されるのかと思ってる