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おそ松さん 魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.3
おそ松さんの映画にしてはチョットだけマトモな内容だったかも知れん。
相変わらずニートで童貞の6つ子がダラダラ生きているなか、トト子ちゃんが珍しく松野家に遊びに来るという話。
松野家でたこ焼きパーティにトト子ちゃんも来ることになり6つ子大はしゃぎ。チビ太・ダヨ〜ン・ハタ坊らが勝手に加わる。ホームレス状態のイヤミも影で食材や酒を盗む。
トト子ちゃん、人の家のお呼ばれなのに勝手に橋本にゃーちゃん親娘を連れてくる。イヤミらの異常さで隠れがちだが、普通に考えると非常識。

タコパも盛り上がり解散、となった所でトト子が自分から「泊まる」と言い出す。これも普通に考えると非常識だな〜(笑)でも6つ子大喜び。
いい大人になっても、子供の頃からの顔なじみが集まってワイワイお泊まり会をしてみんな楽しい。

ここで終わらないのがおそ松さんなので、トト子ちゃんが一切寝ずに4日5日と永遠にお泊まり会を続けるという地獄になる。

だが今作の本質は多分そこではない。冒頭とラストで流れた働く社会人の日常の描写だ。
各種労働者と「俺たち生きてる意味あるのかな?」と言うニートの6つ子を比較しているのは明白。結構皮肉たっぷりな内容だね。

全裸でチンコを洗い合う6つ子などイカレた描写に目が行くが、このシリーズにしては珍しいパターンだと思う。
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