よかった。映画館でこんなに涙が溢れたのは久しぶりかもしれない。
トットちゃん目線のお話なのに、物語だから当然かもしれないけれど、よくまわりが見えているなあと、そのことに感涙。
特に、小林先生について。終盤、トットちゃんと話しているシーンでは、小林先生の、幼くて小さな存在であるトットちゃんに縋り付いているような幻覚が見えたような気がする。小林先生が、トットちゃんを抱き締めているはずなのに。
嫌味でもなんでもなく、トットちゃんが愛されて育っていることがわかる。たぶん、同世代のほかの子供たちと比べても。それだけに、おそろしいものの得体の知れなさや、冷たい肌触りが、よく伝わってきた。
エンディングの、企画監督脚本〇〇（あとひとつくらいあった気がする）八鍬新之介、の圧にくすりとしてしまった。情熱が伝わってきた、という意味で。
