ジワっとくる
トットちゃんの物語を軸に、それを取り巻く大人達生活が日常から戦争に変化していく様がツラい。序盤から終盤にかけて、じわじわ変わっていく様がツラい。みーんな何も言わずに受け入れていく様がツラい。
ただこの映画は戦争映画ではないと思うので、片隅をオマージュした魅せ方にしたのかなとちと思った。
戦争時代をベースにした、教育の物語。
校長の全てを子供への愛と考え方と接し方が凄いなぁ。
"皆一緒"は、足並み合わせろじゃなくて長所短所を支え合えってことなんよね。それをトトトちゃんが一番理解してたんだ。
トトトちゃんはバカに見えてバカじゃない。人間の表面じゃなくて深いところがよく見える子だったんだと。
ボッちゃんが木登りした後のドロドロな服抱いて泣いてる母観て一番泣いた。
校長が目指してた"皆一緒"を一番体現したのがトトトちゃん。
校長の最後まで聞いてあげる、全部聞いてあげる、やりたいことをやらせてあげる、子供達の考えや気持ちを消化不良にさせない、絶対に馬鹿にしないが、大きな信頼に繋がるし、劣等感を持たせない、自己肯定感を育ませる、凄い教育だなと。
ただ全部の学校でこういった教育が出来るわけもなく、のびのびしすぎる学校が合わない子供もいるだろうし、個々に合わせた環境を提供するのが親の勤めなんだろなぁーと。
校長の想いや考えを広めるための映画だったな。
以下余談ですが、
自分の周りの席が子供だらけで吃驚してたんですが、小学校で勧められてるんですかね?"皆一緒"の思想を子供達に広めるというのは大成功だなと見終わった思いました。(キッズがどれだけ感じとれているかは別として)(自分の生活範囲の学校だけかも知れませんが)
毎度のことながら人物の名前が壊滅的に覚えれない。許してくれ