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BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-のshironのレビュー・感想・評価

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)
4.8
『エスタブライフ』を知らずに鑑賞。
逃し屋のキャラクター1人1人が魅力的で、これだけの出番では勿体無い!と思いながら見てましたが、それもそのはず。笑

突然物語が始まるので、何?誰?となりますが、スピーディーなアクション中に説明台詞が盛り込まれているので、徐々に関係性と世界観が把握できていきます。
私のような初見の方もご安心ください。

ラストは、この先に続いている他のクラスタも見たくなる気持ちにさせられましたが
シリーズでは既に、秋葉原、上野、池袋、お台場、白金なども描かれていたようで、ものすごく見たくなりました。

序盤のアクションのカメラの移動がカッコ良くて、一気に引き込まれました!
基本的にサクサク物語が進むので、あまり叙情的だったり感傷的になる時間は少ないのですが、
関係性は理解できているので、ラストに向けていろんなことが明らかになっていくにつれ、それぞれの思いが切なかったです。

ジャミはドタバタとうるさいお調子者キャラだと思っていたけど、ラストはまさかの胸熱の展開で、めっちゃ好きなキャラになってました。笑

しかし、やっぱり山寺さんは日本の宝ですね。何とも微妙なニュアンスを加えて素晴らしいキャラクターを作り上げていました。
もはや世界の宝か?
町のデザインももちろん日本的ですが、不滅騎士団のデザインも和テイストなので、むしろ海外でもウケそう。

個を犠牲にしてでも民族を守る為の戦いだったはずが、実は…
落とし所にゾワッとして、少数民族についてもいろいろ考えさせられました。
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