縁路はるばるのそうのネタバレレビュー・内容・結末

一言でいうと香港版モテキですが、関わる女性がみんな僻地に住んでるっていうところが新しいです。会いに行こうとすると必然的にロードムービーになる笑

香港という場所がこんなに広くて、島の集まりなんだってことを初めて知ったし、各地の歴史まで説明してくれるから観光ガイド的な役割も果たしている。変わった映画。

前半アプリ画面も見せながら話が進んでいて、字幕も出るのでかなり見づらいです。

でもその分？たるくなったりすることはなくて、割とジェットコースタームービーというか無駄のない編集でした。

ベタが散りばめられてるのが好みに合ってました。でも映像作品ではベタなのに現実で起きないの何でなんだ…！俺が起こすしかねえ！！

眼鏡のオタクキャラは自分見てるようで小っ恥ずかしいですが、まだハウよりはイケメンでした。

「美人ばっか好きになって…美人もいつかは歳をとる。美しさも消える」みたいな台詞ありましたが、「その顔で…」って含みがあるように思えて笑えました。
いや笑ってはいけないんだろうけど、周りみんな美男美女なのに主人公だけ抜群に冴えないんですよね、気持ちいいくらい。

モテ期なんだけどモテ期と言い切れないようなモヤモヤがあるのは、主人公が奥手だからでしょうか。
モテ期って言ってる時点でその前後はモテないことを暗示してますね。モテる奴にはモテ期とかない。ずっとモテてる。モテてないとしたらそうなるようコントロールしてる。
でも頑張るんですよこのハウが。それが健気で健気で…。なぜあの気強い女にそこまで執着するのかわからなかったですが。

現実の恋愛うまくいってない奴がマッチングアプリ作ってるとかありえるなあと思いました。冒頭でマッチングアプリ制作中断しろ言われたのも伏線になってるのか。

一つ恋を成就させたあとのハウが作るマッチングアプリの方が説得力ありますからね。