ちゃみろー

黄昏のチャイナタウンのちゃみろーのレビュー・感想・評価

黄昏のチャイナタウン(1990年製作の映画)
3.4
『チャイナタウン』(1974年)の続編で15年後のLAが舞台。
前作同様、浮気調査を依頼された探偵がLAの巨大な利権をめぐる陰謀に巻き込まれる。その中で浮かび上がってくる前作の登場人物たち。
主人公が過去を自分の中でどのように位置づけていくのかを15年ぶりに探し求める女性を通して描いております。
ところでこの映画の原題は「the two Jakes」で、チャイナタウンは舞台として全く登場することはありません。
ベースは純愛物っぽい感じで、『チャイナタウン』の禍々しい人間の欲望や心の闇などの退廃的魅力に欠けると思います。
また、前作を見ていないと人間関係や主人公の行動の動機がわからないのであまり楽しめないんじゃないでしょうか。
ジャック・ニコルソンのファン向きの映画だと思います。
ちゃみろー

ちゃみろー