ShinMakita

黄昏のチャイナタウンのShinMakitaのレビュー・感想・評価

黄昏のチャイナタウン(1990年製作の映画)
1.9
☆mixi過去レビュー転載計画(続編映画編)
…ここ10年で購入・視聴したDVD.Blu-rayのレビューです。



ハードボイルド映画の大大傑作「チャイナタウン」を観ていることが前提で…


〈story〉
そして時は流れ、1947年。

復員したギテスは探偵業を再開、結構繁盛し、セレブな日々を送っていたが、相変わらずの浮気調査専門だ。ある日、ジェイク・バーマンという不動産業の男が現れる。彼の依頼で、妻キティの不貞現場に乗り込む手助けをするギテス。隣室に陣取り、盗聴テープを回しながらバーマンを現場に誘導してやるが、あろうことかバーマンの手に拳銃があらわれ、キティの浮気相手ボディーンを射殺してしまった。拳銃はボディーンの持ち物で、もみ合ううちに撃ったと言うバーマンに対し、ボディーンの妻リリアンは、これは計画殺人だと騒ぎ始めた。実はバーマンとボディーンはビジネスパートナーであり、ボディーンの持ち株を狙ってバーマンとキティが共謀したのだという主張だ。真実を明らかにしないと殺人幇助に問われてしまうギテスは、捜査を開始する。しかし真相を暴く証拠は自分が隣室で録音していたテープのみ。その中身を再吟味していたギテスは、死の直前のボディーンが発した名前に動揺した。「キャサリン・モウレー」・・・20年近く前、ギテスが守りきれなかったあの女の名だった。

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傑作「チャイナタウン」の続編で、ニコルソン自身が監督した一本。 「過去に生きようとは思わんよ。だが、忘れたくない」というセリフが沁みるね。

意欲的だし、前作のキャラたちが出てくる続編としての面白さはあります。しかも脚本がロバート・タウン続投ですから、ハナシもまあまあ。ハーベイ・カイテルやマデリン・ストー、メグ・ティリーにイーライ・ウォラックも出てきて豪華です。ですが、大マジメなシーンでも何だか笑えてくるし、特にマデリン・ストーのエキセントリックさが映画のテイストと全く合わないし、音楽も平凡。悪いところが目立つ一本になりました。
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