目玉のドレス

バカ塗りの娘の目玉のドレスのネタバレレビュー・内容・結末

バカ塗りの娘(2023年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

漆器は美しい。
塗る工程をずっと観ていたい。

分かりやすいジャパニーズトラディショナル価値観からヌルッと抜け出すような感じのお話。
パートタイムジョブに対する向き合いかたとかが気になって主人公にあまり好感を持てなかったためモヤモヤと…。
ちゃんと主張しろぉ

また、花屋の店員がロンドンへの移住できるレベルの強いツテを持ってるのが唐突だな~という辺りから次々疑問が湧いた。
ロンドンで結婚するてイギリスに帰化するつもり?無職の二人がどうやって帰化するの?
帰化しなくても結婚だけイギリスの法律に則ってできるの?あとロンドンでずいぶん優雅に暮らしてるみたいだけど、何して稼いでるんだろ…

主人公がピアノに漆を塗り直すのはいいけど学校に不法侵入してるのを役所の人が見逃してるのも意味不明だしすんなり話が通りすぎでは?
漆やらの材料費は?灯油ストーブの灯油代は?役所が負担してんの?それ税金だよね?この企画は議会で承認を得て予算を獲得したってこと?そんなに時間経過してなさそうだったけどちょうど主人公が企画を持ち込んだとき議会の会期中で、すぐさま企画案を議会に提出して審議されて通ったってこと?
主人公の手出しだとしたらまあボランティアってことでセーフになるからそれならいいんだけど…いいのか?世の中の仕組み的に許されることならいいんだけど世の中の仕組みよく分からん。不勉強。無念。
でもあのピアノ最終的に外国人に売るみたいなこと言ってたから、やっぱ美也子個人の所有物となっているわけで…美也子があのピアノを買い取ったということで…中古であってもピアノは高いと思うけど、生活が苦しい美也子がどうやって買い取れたんだろ~とか考えてしまう…。

あとこれは個人的な好みなんですが、完成したピアノ…いいかなあれ…。
漆は文句なく美しいけど、色彩が…色とりどりならいいってもんじゃねぇんだ…もっと色と色の調和とか…とってくれた方が私は好きかな…。