プリティーシリーズでCGディレクターを務められた乙部義弘さんが企画とCGディレクターを手掛けていることに興味を持ち劇場に足を運んだら、想像の遥か上を行く華麗でアクロバティックな3DCGライブに衝撃を受けて２週間の間に６回も鑑賞してしまった。
3DCGライブ…アイドルものや音楽もののアニメは数多くあるが、ポールダンスが題材の本作は普通のダンスと異なり上下の移動や回転などがあるのでアクロバティックさが群を抜いている。劇場版の１年ほど前からyoutubeにて配信版の3DCGライブが公開されているが、それと比べても技，演技，衣裳，カメラワーク全てが豪華になっていた。特にダブルスは劇場版で初お披露目なので必見。
キャラクター…本編６０分(うち２０分程がライブシーン)という長くはない時間ながら、それぞれのキャラクターの性格や生き方が理解出来て、キャラ立ちしているのは脚本の妙だと感じた。特に、配信版では深く描かれなかったライバルチームのエルダンジュのメンバーの関係性が短いながらもしっかりと伝わってきたのが印象的だった。
ストーリー…普通のアニメであれば数話かけて描く話を６０分に詰め込んでいるので、総集編アニメの様な駆け足感は否めない(キャラクターが考えてることを全て口に出したり、問題の発生から解決までがやや単調だったり)、しかしながら上記のようにキャラクターは皆魅力的に描かれているので特に気にならなかった。むしろもっと日常の話や過去の話などが観たいので、続編が製作されることを切に願っている。
