アイアンアメリカン

ミッシングのアイアンアメリカンのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
冒頭、母親と娘の仲睦まじい思い出の映像が
映し出され、missingという文字が画面一面に出され、物語は始まる。
娘は失踪し、見つかるのか?それとも死んでしまったのか?がフューチャーされるわけではなく、娘の失踪によってヒビの入る親たちの日常や
メディアの在り方について描かれる。

【感想】
石原さとみの演技力がすごい!
髪にパサつきを出すためにシャンプーではなく、ボディソープを使っていたなどの役作りが凄まじい。
物語では弟が事件に関わっているとされるが、
見た目や家の環境、職場など、色んなところで勝手に色眼鏡で見てしまっていた。
物語の終盤では、弟が寄付金を送っていた/娘かもしれない子を見つけたと個人的に動く/姉に謝るなど、
弟の見えていなかったシーンが連続で映し出される。
映画を見ている我々も少ない情報で、弟が事件に関係していて、怪しいと判断する。
それは報道を見ているテレビの前の視聴者と同じこと。偏見や人を見かけで判断する恐ろしさを
映画の中で体験できる。

印象的なセリフがある。
『面白がって報道するから』
【事実を報道してるだけ】
『その事実が面白いんだよ』

衝撃の邦画でした。