クワッドロード

ミッシングのクワッドロードのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

何より石原さとみさんと青木崇高さんの演技!あんなに痛々しく悲しい想いが伝わってくる演技はそうそう見れるものではない。

劇中で沙緒里が度々言っている温度差だけでなく、人の親切だったり嫌な事をする温度差もうまく表現していると感じた。
後援会のおばさんは変な占い師を進めてきてイラッとするけど後日別の女の子が失踪してビラを配るシーンにもいて協力してくれている、果樹園のバイトのねーちゃんも態度がヤンキーすぎるなと思ったらその子も妊娠中にも関わらずビラ配りを手伝ってくれたり、見ていて辛くなるシーンばかりだけど色々な所に散らばる優しさの演出に少し救われる。

でも露悪的なシーンは結構凄い、沙緒里と砂田が言い合っているシーンの後ろでカメラマンがくしゃくしゃのビラが風で舞っていくシーンを撮ってたり、虎舞竜とか…
最後はほんの少し救いというか赦しというか…難しいよね。
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