ファランドル

ミッシングのファランドルのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.0
描かれているのは、犯罪被害者家族の苦悩、事件報道のあり方、SNSなどによる中傷・誹謗・心無い悪戯で、テーマとしての既視感があり、今さら、と思う。
むしろ、石原さとみ・中村倫也・青木崇高・森優作らの、役が乗り移ったかのような凄みのある演技にこそ、この映画の価値がある。
それだけに、見る側にとっては、ひたすら重く、疲れる映画だ。吉田監督ならではの「けれん」も、今回はない。