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ミッシングのTKGのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
3.9
こういう静かそうな映画はあんまり劇場で観ようと思わないけど、こういう映画こそ劇場で観るべきかもしれない(集中できるから)。
悪気ない言葉でも相手は静かに傷ついてる、とか、正義感を茶化す雰囲気とか、こういう場面あるよなあという表現が本当に上手かった。そういう細かいところがめっちゃリアルで、みていて苦しくなったし、感情移入できて泣けた。でも結局はこういう映画で容姿端麗な人々が演じているからこそ母親とか記者の側に立てるのであって、現実では自分も無関心な人々の側だから、複雑だった。
あの母親とか弟を、ちょっと頭がおかしい近寄り難い人とみなして距離を置いたり悪口を言ったりするのは簡単だけど、本当は誰が正常かなんてわからないんだなと思いました。
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