ksi2525

ミッシングのksi2525のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.1
ガチで食らった

辛すぎる
あまりにも重すぎる
えぐすぎて本気で気狂うかと思った

ここまでの作品とは思わなかった

絶対劇場で見ようと決めていた作品
色んな意味で閲覧注意ではあるかも?
個人的には大満足

ちょっと石原さとみレベルが違った
こんな姿見たことない
演技力えぐいというかもはや演技という概念超えたというか
あまりにも精神が壊れていく様や仕草、表情がリアルすぎて恐怖すら覚える
感情の表現の仕方が生々しすぎる
圧倒されるとかいうレベル超えた

青木崇高や中村倫也も大好きな俳優だし
安定のレベチな演技力
森優作もすごい良い

なんでこんなリアルに繊細に人間を描けるん

残された夫婦
容赦ない誹謗中傷にイタズラ
苦しみ続ける夫婦とすれ違い、葛藤
必死に捜索ビラ配りをするさまを追い続け常に葛藤するテレビ記者
過去にトラウマも抱え、上手く振る舞えず苦しみ続ける弟

もうどこをどう切りとっても現実味がありすぎる残酷さともどかしさがまじ心にくる

"ただ事実を伝えたいだけで…"
"その事実が大衆には面白いんだよ"

"わかってるけど見ちゃうんだって"

"僕はどこかで間違えました"

いい意味で狂気的とも言えるキャストの演技も相まって一つ一つのセリフが重すぎるし一生頭に回ってる

駆けつけたのにそんな電話はしてないって言われた時のあの心が壊れ絶叫する一連のシーンは演出も含めまじで1番こたえたし辛すぎて泣く
ガチ息が苦しくなった
軽くトラウマになるレベル

ぶつけようのない怒りと悲しみに埋もれる様

タバコ吸う青木崇高のあの目の演技とか
言葉にならない中村倫也の上司への視線
テレビ局の車にしがみついて声にならない本音を漏らすシーン
家でのインタビューや壁の絵で泣くシーン
弟との車内のシーン

どこを見ても本当に見てて辛いし丁寧すぎる
描写がグロいとか残酷とか一切ないのにもうやめてくれとつい目を背けたくなるほどに苦しいし
どのシーンも超名シーンだと思う

こっちまで病みそうになるというか
なんだろもう言語化すらできん
とにかく見ればわかる

すさまじいものを見た、

光を見つけられるのか
どこに光を見出すか

容赦ない、
あぁほんとに何だこれ

まじまとまらん

気持ちの整理がつかん

色々すごすぎる

横断歩道の"お姉さんねー"のシーンあんな何気ない感じだけどすごいなんとも言えない気持ちになった

くだらない争いが端の方で行われる対比などと抜けのシーンや画面の端から端までのこだわりが強い
小ネタやらで絶妙な塩梅で緊張感を解してくるというか
細かく感情を揺さぶってくるから
鑑賞後ある種の疲労感ある

吉田監督のヒメアノールはある描写たちのせいでガチで不快になって嫌いだったけど

今作は世紀の大傑作
まじで良すぎる

はやくも今年の邦画ベストになるかも


ほんとになんも言えないくらい激重展開だけど
気持ちが楽な時に是非見るべき

劇場みんな鼻すすってたな

あと終わったあと普通に立てんかった

ほんとに尋常じゃないこの映画
すごすぎ

訳分からんけどなんか色々な感情合わさって涙出てくる

あの終わり方の余韻もやばい

完璧すぎる

まだ人生経験浅いからかもだけど
ここまで心引っ掻かれたの初めてかも

覚悟決めてもう一度見る価値ある
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