娘が行方不明になった夫婦が
もがく日々。
マスコミやSNSにもタコ殴りにされる様。
光を見るまでの時間。
吉田監督作品の中では
ストレートに嫌な気持ちを露呈できる…わたしが。変な表現だけど、
そこを曝け出すかぁぁ!という気まずさは薄め。
ただ、ただ、小さな子どもが突然いなくなるという圧倒的悲劇は見ていて辛すぎる。
藁にもすがる人の側からどう見えるなんて関係ない母を石原さとみが全身全霊かけて演じていて圧倒される。
ヘルペスが口の端にできていたり
肌の質感だったり、造り込みもすごかった。
青木くんも中村倫也も適役。
ただ、今の俳優さんって綺麗で、このテーマでもっと凄みみたいなものは造作の美しい俳優じゃでないのかもね、でもそれじゃ誰も観にこないんだろうなぁ、などと余計なことを思った次第。