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ぼくたちの哲学教室のあのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

教師たちが子供たちの話によく耳を傾けていたことが印象的だった。
自分たちの言葉が大人たちと変わらず尊重されるという経験は、彼らが自己を確立していく過程において、非常に重要な意味をなすのだろうと思う。

そして、翻って考えてみると、日本の「教育」機関の暴力性がよくわかる。
子供たちに発言する権利などなく、誰かが決めた(大抵は権力者)正解を無理やりに「復唱」することを強いる。そこには主体性も人間性も自由民主主義もない。

つくづく日本の学校は教育機関などではなく、ただの託児所であると痛感する。
あ