ゆずこ

白鍵と黒鍵の間にのゆずこのレビュー・感想・評価

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)
4.0
推しがピアノを弾く姿が見れる。それだけで見る価値がある。
三木役の高橋和也さんがかっこよかった。渋〜い!かっこいい〜!ってキャッキャしてたからこそ、その後の展開にぎょっとしてしまった。
森田剛って何であんなにヤクザとかチンピラ役が似合うんだろう。本当にいそうな感じが絶妙に上手い。さりげなく怖い。

時間軸が前後したり一人二役だったりするので集中してないと全体を把握するのは難しいかも。でも、12年を一夜で表す、それこそファンタジーだからふんわりした理解で良いと思う。
人生の表現がよかった。出口がない。そこから抜け出す。分かったような澄まし顔でいるのも自分、尊大に自分の夢や信念を追いかけるのも自分。どちらも自分で、混ざり合ってて、矛盾を抱えてこそ人生。ぐるぐる。
エンドロールで流れる南博のノンシャラントが最高に良い。
パンフレットも凝ってるので買うか迷ってる人は絶対買った方が良い。
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