江戸時代の伝説的な彫刻職人「左甚五郎」を主人公に、木工のパペットをストップモーション撮影で動かす時代劇。本作はパイロットフィルムということで、本編5分半及びメイキングがYouTubeで全部見られます。
本編は、左手を義手に改造した甚五郎の殺陣が一幕。木工らしいアイデアをふんだんに取り入れており、新鮮さがありました。人を切ると血飛沫の代わりに木屑が飛んでいったり、からくり人形的な動きをするパーツを目一杯アップで撮ってみたり。あとはアンパンマン方式で射出される新しい義手が腕白で好きです。ダイナミックなカメラワークとアクションはジャパニメーションからの影響が強く、実写では再現困難なド派手さを楽しめます。メイキング映像を見ると並々ならぬ作り込みに一層ヤバさが伝わるかと。目新しいものが見てみたいぜ！という人には一も二もなくオススメ。エンディングはshing02なのでその筋の人にもオススメ。
現在は長編版を制作中ということでとても楽しみです。それはそうとして、これ劇場公開あったんですね。スクリーンサイズで観れた人が羨ましい。
