あずき最中

パラダイス・キスのあずき最中のレビュー・感想・評価

パラダイス・キス(2011年製作の映画)
2.5
親に認められるために勉強にかじりついてきた子がある出会いによって、自分の生きる道を見つけるストーリー。

紫(北川景子)とジョージ(向井理)の恋愛模様よりも、魅力的な周辺人物に魅せられた。
とくにファッションショーの前のイザベラ(五十嵐隼士)の言葉が良かったなあ。

「美しい装いは人に勇気や自信を与えるわ......あなたにも魔法がかかったかしら」
自分自身がファッションによって救われたからこそ出てくる言葉と思うと染みるし、イザベラの心持ちやふるまいがとにかく美しい。

「パラダイスキス」の面々の個性が強烈で天才集団か!?と思いきや、いろいろと挫折を味わうのが妙にリアル。
でも、展開がサクサク進むので、もっと葛藤とかを描いて欲しかったなあという気持ちもあった。
ジョージのライバルの努力家キャラとか
も絶対アツイ背景持ってそうだし。
とはいえ、誰もが挫折して、それでもどうにか輝きを手にいれようともがいて、自分なりに羽ばたいていくという、全体的に多幸感に溢れた映画だった。

※蛇足
私も宅配便の依頼主欄に蝶の絵を描いてしまうようなステキセンスがほしいなと思ったり思わなかったり。実際あれゆるされるのか?
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