北野武流戦国なんてこんなもんだ映画
登場人物誰も信用できず、愚かな野心を抱えた武将たちの首とり合戦が全編に渡って続きますが、始まってしばらくたって感じたのは違和感です。残虐で無情な画面の血と泥にまみられた汚さそのものが全く情緒に訴えかけてこない
まさにすべてを笑い飛ばすかのような『コント』
それが2時間強かけて描かれていく謎の贅沢さは一旦置いておいて、歴史映画でここまで時代を茶化すのかというところに戸惑いつつ納得させられました
悲劇も喜劇も紙一重というのはよく映画にはなっているテーマだが、それをここまで映像化したのは自分は観たことがありませんでしたので、ストレートにいい映画とは言いがたいですが、興味深い映画なのは間違いありません。
肩の力をいれず戦国コント皆さんも映画館で目撃してください
