首のyuuのレビュー・感想・評価

『首』鑑賞。
序盤からグロ表現が炸裂していたけど、だんだんとキツさに慣れてしまった。意外と構えるほどではなかった。
徹底したホモソーシャルの一辺倒ではなく、その中で生じる愛憎を男色も含めて描いており好みだった。
私の中の荒木村重像は『軍師官兵衛』で構成されていたので、今作の村重でまた彼の新たな一面を見れたのかな。
“本能寺の変”も新解釈で、この発想というか信長の最期は思いもよらない展開で面白かったし、その後の跡目争いのむごさと拍子抜けするようなラストのセリフがやっぱり良かった。