今の「東京」をぎゅーっと濃縮して、シンプルに描いた作品。
東京のどこかの街の片隅で、平山さんみたいな人は確実に存在しているんでしょう。そんな平山さんの「PERFECT DAYS」。わたしはとある人に、”平凡なのが本当はいちばんの幸せなんですよ”と言われたことがあります。
その言葉をそのまま映像にしたようだな、と思いました。泣くことも笑うことも、そして怒ることもある。でもそれも幸せの一部なんかな、と。
洋画にありがちな変な日本描写は全くなく、と思っていたら、ヴィム・ヴェンダース監督作でも日本映画なんですね。役所広司さんがプロデュースに絡んでたのもよかったのかも。まあ日本映画でもへんちくりんな日本描いた映画って、いっぱいありますからね。
石川さゆりさんは「天城越えか⁈」と一瞬期待しましたが、そんなはずないわな…。
