今年最後の、年明けすぐ地方から東京へ戻る直前の、行きつけの映画館で鑑賞での、という個人的な背景あっての★点数です。
ただ、若者はこのテンポについていけないかも。。40代以上に刺さる映画かもしれません。
陰影のある、幻想的なリフレクションの映像はとにかく美しい。丁寧な日常を繰り返す主人公の、何気ない表情や周囲の人物はとてもリアルですが、どこかにファンタジー感もあります。
人との距離感の表現が絶妙で、なんでもない日常だけど、そのすぐ近くには別世界が溢れていて、でもそこは手が届くようで届かない。
「今度は今度、今は今」
無口な主人公のふとした言葉にハッとします。
映画館で観ないとこの感動は伝わらないかも。
最後に。
あのシーンで、もし”天城越え”を歌われてたら爆笑してしまったかもしれません(笑