2023劇場鑑賞締めにして新作No.1かもしれない。
日常に漂う些細な楽しさや可笑しさや温かさをこんなにもリアルに映像で見せられるとは…。生きている世界は違っても、みんな同じなんだよな。そうやって小さな幸せを感じたり傷付いたりしてみんな生きてるって思うだけで、どうしてこんなに泣けてくるんだろう…。しかも映画観た帰路で道ゆく人を見ながらまた泣くっていうすごい経験をしている。日常の些細な感情を主題に映画作るって本当に凄まじいことだよ。
あとね、平山は自分の好きなことや生活にしっかりお金使ってるとこが良かった。景色と音楽の為にわざわざ高いお金払って首都高乗って、コンビニでサンドイッチと牛乳買って、銭湯行って、飲み屋で飲んで、を毎日してるの、ぜんぜん貧乏暮らしじゃないし低所得者じゃない。どこに金をかけるか、だけ。これが平山にとってのperfectなんだよなあ…。
ヴィム・ヴェンダースが私の故郷である渋谷を舞台に映画作ってくれるなんてこんな嬉しいことない。全部のトイレの場所言えるし使ってる、まじで地元だった。まじで、地元だった。世界の皆さんに渋谷区のトイレにかける熱量(笑)を知っていただけて嬉しいよ😂 帰り道で友達の木撫でて帰ってきました😊
あと、明らかに邦画の作り方ではないのに景色は東京(しかも地元)だから頭バグりそうになった、訳がわからないこれが観たかった😭サントラももろ私のプレイリストﾄﾞﾝﾋﾟｼｬで最高だった。ラストシーン良すぎて笑っちゃったよ。監督と俳優の信頼関係が無いとできない演出。役所浩二、本当にかっこいい。
