初Wim Wenders作品。
キネマ座のマスターに、ヴィムヴェンダース作品はどれも間が長い感じだから向いてない人は向いてないと思うんだけど、あなたは好きだろうからぜひ観てほしいって言われてその日に観に行った。
サントムーン柿田川。
好き。これは好き。理解には時間もかかりそうだけど、理解したいと思える。
ルーティンな生活。でもその中にも変化がある。刺激、新鮮さのない(と思われる)仕事をしながらも、自分の世界に楽しみを見つけられる人。時折起こるイレギュラーで集中できないときもありつつ、それでも好きを継続する。
仕事はやる気なく、不平不満を述べている人も、その人の楽しみに興じる。うまく行っても行かなくても、なんだかんだ好きに生きてる。
結婚し裕福な暮らしを真の幸せと見つけたる人。トイレ掃除の仕事に拒絶感を覚える。
どんな生き方も人それぞれ。みんな悪意はない。
セリフの少ない、間が長い映画ほど考える時間、BGM、映像を楽しむ時間を与えてくれる。
何より音楽のセンスが、ヴィムヴェンダースが自分で選曲した?だけあって段違い。
Spotifyですぐさまダウンロード。
The Animalsの曲を聴くとついイントロで深呼吸をしてしまう癖がついた。絶対したくなる。
そして、じわじわともう一度観たい。
過去作も見ようと思う。