うま

PERFECT DAYSのうまのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.8
ほんとーーーに素敵な時間になった、
映画館でてからの世界が変わってみえるというか、別に変わってもないけど、こう見えてていいんだなって思えてる

毎日なにげなく過ごしている中である、覚えてはいられないくらい、ちょっとした嬉しい事だったり、ちょっと綺麗だなと思えたこととか、悲しいなと思えた事とか、覚えてもないくらいの人間関係とか。そういう日記みたいな映画だった

私も毎日凝りもせず、車から降りたら空を見上げて星がきれい!って思ってたけど、そういう気持ちの映画だった

役所広司の繊細なところと小さな事を大事にできる感じとか、寡黙なのによくニコニコしてるとことか、子供には優しいところとか、趣味が良さそうなところとか育ちが良かったんだろうな何があったんだろうってとことか、いろいろ良いとこあるのに、やっぱ動作とかおじさんらしくうるさいところがあったり、スナックに通ってたり、ママの前では普通に喋るんだってところだったり、萎えポイントもあって、人間なんだなって思ったり。

同じ世界にいるようで、違う世界を生きてるっていうのはほんとにそうだと思う、余計に東京だし、棲み分けすごいもんな、でもタクシーやって良かったなって思った、知ってる道だったり、見た事あるトイレだったり。1つ嬉しい世界の見え方


どうしてずっと同じじゃいられないんだろうねってママのセリフがそれすぎて、ほんとにそうだよねって。毎日変わらず、傷つかず生きていきたいのにね。

ルーティンっていいな、映画館いつも来てるおじさんいて、なんとも思ってなかったし、人それぞれに人生と生活があると思うと恐ろしかったけど、こんな人もどこかにいると思えたら少しだけ柔らかく生きられそう、優しく居られそう


最後らへんの展開は思ったより展開あってワタワタした、どういう気持ちで終わろう、急に広がって解釈増えてとまどっている、でも最初らへん見れただけでもなんかほんと素敵に生きれそう
うま

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