写真、読書、音楽鑑賞、盆栽などの趣味を大事にし、自らの仕事を静かに全うする平山さん
彼の生活が清貧に見えるのは、あくまで彼がもといた世界がにこちゃんのお母さんの世界と同じだったからではないか？
平山さんが今いる世界においても、きっとその文化情報は受け継がれている。
彼が生まれた時から「いまの世界」にいたらそれらの趣味を持っていただろうか？たかしのように女性にお金を使ったり、パチンコに行ったり、競馬だったり、先述した「高尚」なものには見向きもしなかったかもしれない。
平山さんのように、自分の世界を大切につつましく生きる様は美しいが、彼が育った環境が大きく影響していることは否定できないことを考えると、なんともグロテスクな印象。たかしの世界、あのいつもの食堂にいる人たちの世界、彼らの世界をみてわれわれは清貧に受け止めるか？
でも普通に平山さんが今持つ世界の捉え方会得したすぎる、わたしも木漏れ日を見て笑顔になってサンドイッチ頬張って仕事を一生懸命取り組みたいよ。
